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OB ASOCIATION

10連覇を目指す主将

2018-02-14

帝京ラグビーを皆さんはどうご覧になりますか。
僕は年々進化し、その歩みを止めないところだと思います。
新たに主将に選ばれたのは徳島・つるぎ高出身の秋山大地選手。
大学選手権決勝で後半、
反撃開始を告げるかのようにインゴールに飛び込んだ右ロックです。

「うちの高校生に、心に留め置いている言葉とかメッセージを添えてもらえますか」と
お願いしました。
翌日、秋山選手は母校のグラウンドに立っていました。
剣山系のふもと、15時までに日の陰るグラウンドには雪が残り、
ドラム缶のたき火が燃えています。
つるぎも、高校から始めた選手がほとんど。
現在、1、2年生の部員は23人。
少ない部員事情もよく似たものです。
(徳島県の新人戦で優勝した城東は16人とさらに厳しい)

練習後、秋山選手は後輩たちに問いかけました。
「目標は?」
「花園です」
「何のため? 両親への恩返しでも、自分のためでもなんでもいいと思う。
でも、その理由がしっかりしていないと、目標がぶれてしまうよ」

目標を支える確たる理由。
イメージとしての「目標」だけでは行動は難しい。
現実にある「理由」こそ達成への原動力、ということなのでしょうか。
目標に足りない面を見つけ、補っていこうとのアドバイスもありました。

サインを依頼した日、
「140人あまりの部員を束ねる責任へのプレッシャーもあるけれど、
それを自身とチームの成長につなげたい」と語っていました。

色紙の言葉はありふれたものでしょう。
でも、背景を知ると、
また違った響きを持つかもしれません。

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