秋季総体決勝 VS光泉
11月13日(日)に皇子山陸上競技場にて平成28年度秋季総合体育大会(第96回全国高等学校ラグビーフットボール大会滋賀県予選)の決勝戦が行われました。膳所高校は光泉高校と対戦しました。試合は前後半30分です。
前半:開始7分、膳所がペナルティーゴールにより先制点を取ります。その後も相手のミス、ペナルティーを誘う
など、開始15分まで膳所は波にのります。しかし、その後光泉にトライを決められると、そのまま5本のトライを許してしまいます。その中でも、一人一人懸命にタックルへいく姿が見られました。
後半:相手の素早い動きに焦りからかノット10mバック、オフサイドなどのミスが増えました。スクラムやモールでは、FWの強い膳所を見せつけることができました。ゴール前でのいくつものラックやアタックに選手たちの
意思の強さが表れていました。
膳所 | 3-83 | 光泉 |
経験者で、かつ体格も大きい選手が多い光泉高校に対して、走り勝つこと、声を出すこと、体を張ることを目標に
戦いました。本日が3年生の最後の試合となりましたが、3年生が残してくださった歴史を感謝と共に受け継ぎ、
忘れることなくこれから新チームで新たな歴史を刻むことを目標に頑張っていきます。
対戦相手の光泉高校の皆様、応援に駆けつけてくださった保護者、OBの方々、本当にありがとうございました。
【選手コメント】
3年 福本
今日の試合が僕たち3年生にとっては、高校ラグビー最後の試合となってしまいました。光泉のスピードやパス
スキルの強さを感じさせられた試合でしたが、スクラムやタックルでは負けていなかったようにフィジカルや
フォワードの強みで十分に戦っていけるように感じた試合でもありました。しかし、開いてしまった83-3という
大きな点差は、個人個人のパススキルやタックルスキルがもう1ランク上がれば縮まるだろうと思いました。
僕たち3年生はもう戦うことはできませんが、1、2年生たちが僕らの気持ちをも背負って更なるトレーニングに
励んで、試合に挑み、強くなってくれることを期待しています。最後に、3年間ラグビーが続けられて幸せでした。
保護者、コーチ、監督、支えてくださった周りの人々、3年間ありがとうございました。
3年 早川
3年間の集大成、勝てば花園出場という決勝の光泉戦。普段はスタートの弱い膳所高でしたが、今回に至っては全く
そのような姿はありませんでした。先制点を挙げ、グラウンドの雰囲気を掴んだかに思いましたが、やはり光泉は
甘くなく、すかさず反撃してきました。前半が終わった頃には3対31と大差をつけられていましたが、誰も諦めて
おらず、むしろ士気は高まっているように感じました。が、それでも光泉の猛攻を止められず、結果として春の決勝
よりも差がついてしまいました。花園出場を掲げてチーム一丸で頑張ってきたので、正直すごく悔しかったです。
それでもやり切った思いが強く、このチームでラグビーが出来て本当によかったと思いました。この決勝の大舞台に
立てたのはやはり周囲の人たちの支えあってこそだと思います。その人たちに感謝して、ラグビーを通して学んだ
言葉に表せない大切なものをこれからの人生に活かしていきたいと思います。後輩たちには是非滋賀大会を制覇して
もらい、来年の秋に皇子山で喜んでいる姿を見せてもらいたいです。
膳所高校ラグビー班のみんな、本当にありがとうございました。
3年 荒木
去年の11月8日に八工に負けたときの悔しさを胸に、絶対に花園に行くという決意を持ちながら、この1年間
がんばってきました。数え切れないほどたくさんのことがあって、それを乗り越えて決勝の舞台に立ちました。
今までやってきたことに誇りを持っていたし、絶対勝てると信じていました。
しかし結果は大差で敗れることとなってしまいました。
自分のなかでは最後のFWの攻防でトライを取りきれなかったことがとても心残りです。
日々の練習によって、チームとしての力は光泉に太刀打ちできるほどのものとなったという自負はありますが、
やはり体格やスピード…「個」の力が光泉にはまだまだ劣っていたのだと思います。
もちろんPRというポジション柄もありますが、自分は小柄な体格によって不利に感じたことは多々ありました。
チーム阪口ではチーム力をきたえるのはもちろんのこと、もっと個の力を高めてチーム力だけではない新たな
膳所ラグビー班をつくりあげてください。応援しています。
支えてくださった全ての方々、今まで本当にありがとうございました。
3年 鈴木
数年ぶりの決勝戦、緊張よりは春よりもどれだけ差を埋められるかワクワクしながら臨んだ試合でしたが、春よりも差をつけられる結果となってしまいました。僕は2年の時、怪我をし、手術をして半年以上ラグビーができなくて、正直やめようと思った事は何度もありました。それでもこのチーム松本の一員として、秋まで続けた事は何の後悔もありません。この3年間の思い出は一生の宝物です。このメンバーでもうラグビーをすることができないのがとても悲しいですが、膳所ラグビー班の悲願である花園出場の夢を後輩たちに託します。これからは部員全員で新チームを作っていってください。応援しています。そして今までチーム松本を支えてくださった先生方、中村さん、
田中さん、水野さん本当にありがとうございました。
3年 竹岡
3年生最後の大会でみんな緊張していて、いい雰囲気で試合に臨めたと思います。前半の十数分は先制点も決めて
いい流れでしたが、トライを取られるごとに流れをつかむことができず、結局大差で負けてしまい、とても
悔しかったです。しかしFWは互角以上の力の差だったと思います。自分は持ってる力を全て出し切ったので、
悔いはありません。僕たち3年生のこれまでのラグビー人生に関わってくださった先生、スタッフ、OB、
マネージャー、また、膳所ラグビーを応援してくださった方々本当にありがとうございました。
3年 小倉
チーム松本の集大成として、これまでの思いを胸に臨んだ試合でしたが、光泉に大差で敗れてしまいました。時間が進むにつれて、徐々に体格の差が浮き彫りになり、タックルを決めきれずにトライを重ねられ、悔しい結果と
なりました。ぼく自身、怪我で試合終了までグラウンドに立てなかったのはとても残念です。
しかし、今回の試合では、膳所の目指すべきゲームの形を見せることはできました。PGで先制し、タックルを
何度も、しつこく、泥臭くロースコアの展開に持っていく。これが実践できたからこそ、前半15分までは
勝てていたという事実があると思います。あとは、それを試合を通して継続することのできる、体力や精神力を
鍛えることが必要だとこれまでよりも一段とはっきりと感じました。
僕たちはこれで引退ですが、後輩たちにはこの悔しさを忘れずに、さらなる高みを目指し、日々練習に励んでほしいと思います。花園への道は険しく、勉強との両立といった大きな壁も立ち塞がりますが、乗り越えられると信じて
います。頑張ってください。
最後に、これまで支えてくださった先生方、スタッフの方、保護者の方々、忙しい中練習に駆けつけてくださった
OBさん、そして、両親。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、毎日を共に過ごしたチームのみんな。
このチームでラグビーをすることができて幸せでした。3年間ありがとうございました。
2年 笹井
今回の光泉戦はいままで残ってきてくれた3年生方のため、チームのために捨て身でタックルに行こうと心から
決めていました。開始直後から自分のタックルも決まり良いスタートをきれたのですが、やはりフィジカル面で
ゲインされることが多く、タックルをまだまだ磨いていかなくてはならないと思いました。
チームを引っ張ってくれた3年生全員が僕にとっての憧れの選手であり、その人達が引退しても、強い膳所高校で
あれるように新チームでも全力でタックルをしていきたいです。
応援してくださった多くの方々、本当にありがとうございました。
2年 西村
チーム松本として1年間頑張ってきた集大成の光泉戦は3-83で負けてしまいました。前半の入りはいつも通りの自分たちがプレーしたいラグビーを展開できたものの、やはり王者・光泉との壁を感じた試合となりました。個人的にはラインアウトのスローが成功しなかったり、膳所の生命線と言われるタックルがうまく決まらなかったり、
悔しい部分もありました。3年生にとってはこれが最後の試合でした。まだまだ教えてもらいたいこともあったし、
何より一緒にラグビーがしたかったです。これから新チームが始まりますが、この大会で得たこと、感じたこと、
負けた悔しさ、先輩方の思いを胸に頑張っていきたいと思います。3年の先輩方、本当にありがとうございました。
2年 齋藤
今日の試合は、前半の入りが良くて、相手の反則も重なりいいペースの試合展開でしたが、ラインアウトでのミスでなかなか波に乗れなくて、ダブルタックルで相手を仕留められなかったり相手のスピードに圧倒され、とても苦しい試合でした。
後半では、僕が2つの反則をしてしまい、トライを量産されてしまいました。後半ラストで敵陣ゴール前まで攻め
込みましたが、あと一歩のところでターンオーバーをされてしまいました。
僕自身としては、タックルやヒットは良かったと思いますが、いらない反則が多かったように思いました。来年は
この悔しさをバネに、先輩方の思いも胸に、とても不安ですが花園に出場出来るように、日々細かなことから
頑張っていきたいと思います。3年生の先輩方、本当に今までありがとうございました。
2年 松田
チーム松本として挑んだ3度目の決勝戦、まだまだ力の差を感じさせられる結果となりました。試合開始直後は、
ディフェンスもよく機能し、先制点を取るなどいままでに無い良いスタートをきれたものの、その後の失点からは
専ら相手のペースとなり、試合終了時には83-3の大差となってしまいました。春の敗戦から、この大会に向けて
練習を重ねてきたものの、ハンドリングやコンタクト1つとってもまだまだ劣る部分を感じました。1年間中心と
して支えてくださった3年生おつかれさまでした。チーム松本での最後の試合、全力は尽くしても大きな悔いが
残ってしまいました。次に来る新人戦、まずこの大会に向けて今回の大会で痛感したフィジカル面、技術面での
力不足を少しでも消化して臨めるよう、これからはチームの中心として一層頑張っていきたいです。
応援に駆けつけてくださった保護者やOB・OGの方々、ありがとうございました。